先週末はホームにて神戸との試合がありました。
その日は奇しくも3月11日。
特別な記憶の残る日に、同じように被災した二チームがマッチアップするという、特別づくしの試合でした。
3月11日当日の試合ということもあり、試合前にはピッチ上の選手以下関係者、そしてスタンドにいる全員で黙祷が行われました。
神戸の選手から千羽鶴の贈呈もありましたよ。
6年前の震災の被害を考えると、ホームスタジアムでサッカーの試合を観戦できることがいかに稀有な幸せかということが胸に迫ってきました。
東北の至るところでは、いまだに復興を実感できないまま暮らしている方々がたくさんいらっしゃいます。
そういった方々が一日でも早く、元の、あるいは元に近い生活を取り戻せるよう、願ってやみません。
さて、試合ですが、わたしは個人的に、今季初めてベガルタの試合を観ました。
今年はなにしろ、これまで開幕二連勝!
しかも新加入の石原選手が活躍しているということもあり、期待いっぱいで試合に臨みました。
前半はその期待を全く裏切らない試合展開でした。
3-4-3というあたらしい布陣を活かし、両サイドから良い攻撃を繰り広げていましたね。
あいにく得点にまでは至りませんでしたが、梁のシュートなど、ベガルタが神戸を押し込む時間が多かったように感じます。
去年まであれほど怖かった神戸の攻撃が、レアンドロの不在などもあり、気になりませんでした。
しかし!
しかしですよ!
そんなに簡単に勝たせてくれないのが、名匠ネルシーニョですよ。
なんと、後半の頭からメンバーを替えてきたんですよね。
はっきり言って、この交替にベガルタは翻弄されてしまいました。
翻弄されるばかりか、なんと5分間で2失点!!!!!涙
ベガルタ陣内に押し込まれている状況で、「あ、スペースが空いた」と思ったその瞬間、神戸の選手にシュートを打たれ、失点してしまいました。
夕方、スポーツ番組でアンバサダーが解説していたところによると、後半は最終ラインが下がり過ぎて、選手からボールまでの距離が遠すぎたそうです。
新生ベガルタの布陣のマイナス面がすっかり出てしまった形ですね。残念。
その後、ベガルタも珍しく選手の二枚替えをするなどして対処しましたが、かえって攻撃が単調になってしまった印象でした。
個人的にはシャドーの選手というよりも、金久保などを入れて欲しかったなあと思います。
得点する選手よりも、その前でボールを散らせる存在が不足していたような印象でした。
結局この日、ベガルタは最後まで得点することが出来ず、2-0で負けてしまいました。
とはいえ、まだ三節ですし、あたらしい布陣がまあまあ機能することはわかりました。
前線の選手たちの連携は今後ももっと良くなるでしょうし、怪我人も少しずつ戻ってくるのかなと思います。
3月11日という特別な日に勝利できなかったのは残念ですが、今後もベガルタを応援していきたいと思います。
次回は是非、石原のゴールを間近に見たいなあと期待しています。
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